使っても大丈夫? セミナー出席代行サービスの実態と料金
近年、退職代行や結婚式の出席代行など、様々な代行サービスが世に出てきています。
「セミナー出席代行」もそのうちの一つです。
「セミナーの出席数が少ないために出席者を増やしたい」「都合で行けなくなったがもったいないので代わりに行ってほしい」というニーズに応えるサービスとして、セミナー主催者や参加者に利用されています。
ですが、初めて利用する人にとっては、「本当にちゃんとした人が来てくれるの?」「ばれないの?」「何人まで手配できるの?」と、不安なことだらけですよね。
この記事では、気になるセミナー出席代行サービスの実態や料金について解説します。
また、実際に依頼する際に注意すべき点も合わせて紹介します。
目次
1.セミナー出席代行のメリット
セミナー出席代行とは、代行業者からスタッフを派遣してもらい、参加者としてセミナーに出席してもらうサービスのことです。
主催者側が利用する場合と、参加者側が利用する場合の2パターンがあり、それぞれにメリットがあることから、様々な局面で利用されています。
主催者側は、セミナー出席代行を利用することで、
・セミナーの集客ノルマが達成できない
・取材が入っているのに空席が目立つ
・参加者が少なくセミナーの雰囲気が盛り上がらない
といった課題を解決できます。
初めてのセミナー開催などを盛り上げるために利用するセミナー担当者も存在します。
また、参加者側は、セミナー出席代行を利用することで、
・急な用事で行けなくなってしまったが、欠席するのが申し訳ない
・出席ノルマがある
・1人で行くのが不安
といった課題を解決できます。
中には、代行スタッフにセミナーの内容を録音してきてもらいたい、といった依頼もあるようです。
2.セミナー出席代行のサービス内容
セミナー出席代行のサービス内容は業者によって異なりますが、主に下記のようなものとなっています。
・全国365日対応可能
・性別・年齢・雰囲気・服装等の指定が可能
・要望を伝えた上で、候補者を提示してもらい、自分で選別可能
・スタッフを含めた打ち合わせも可能
・大人数(30人以上)も対応可能
・レポート作成やテープ起こし
・セミナー中の質問
性別や年齢、服装といった要望を細かく伝えることができ、不安な場合は、スタッフを含めた打ち合わせも可能です。
一度スタッフと顔見知りになっていると、当日も安心して代行を任せることができますね。
レポート作成や録音、テープ起こし、質問をするなど、かなり細かい要求もできるのが特徴です。
例えば、セミナーの参加者が少ないため、代行スタッフで満席にし、指定の質問をしてもらうことでセミナーを盛り上げる、といったことが可能になります。
その他、レポート作成やテープ起こしを依頼することで、セミナーに行かなくてもセミナーの内容を知ることができます。
ただし、出席代行サービスには基本的に「派手な行動はしない」「印象を薄くする」といった要素を求められるサービスです。
目立つ行動を増やせば増やすほど、オプション料金がかかるということは知っておく必要があります。
3.セミナー出席代行の料金
セミナー出席代行の料金目安は、下記のようなイメージとなっています。
2時間|8,000円(1人)
質問|2,000円(1回あたり)
レポート作成| 5,000円(400字単位)
録音| 5,000円
テープ起こし|5,000円(2,000字単位)
性別・年齢指定|0円
その他、代行中にかかる飲食代、サービス代、チケット代などの費用は基本的にクライアント持ちです。
4.セミナー出席代行の注意点
最近になって増えてきた出席代行業者ですが、中には悪徳業者も存在します。
悪徳業者に引っかかってしまうと、
・こちらの要望と全然違う人が来た。
・設定や対応方法がわかっていない人が来た。
・追加料金を請求された。
・代行会社にお金を支払ってから、連絡が取れなくなった。
といったトラブルにつながりやすくなります。
そのため、出席代行を依頼するには、代行会社についてよく下調べをしてから契約する必要があります。
下記のような代行業者は信頼性が薄い会社だといえます。
・住所や電話番号を公開していない
・会社名が未登記
・代表者が不明
・連絡先が携帯電話のみ
・振込先が個人名義
・事前打ち合わせが曖昧
・契約書を交わさない
価格が安く、利用しやすいように見えたとしても、上記のような特徴を持っている代行会社は悪徳業者の可能性があるので、契約には慎重になるべきでしょう。
5.まとめ
セミナー出席代行のサービスや料金についてまとめました。
1人~大人数まで対応でき、講師への質問やレポートづくりまで行ってくれる便利なサービスです。
近年は代行会社が増えてきていることもあり、優良業者と悪徳業者を見極める必要があります。
セミナーの出席代行を依頼する際には、会社の信頼性をよく確かめましょう。