会社説明会のアンケートに入れるべき項目、例文紹介
目次
1.会社説明会アンケートに入れるべき項目とは
会社説明会を行う際、アンケートの準備に悩まされている担当者も多いのではないでしょうか。お決まりの資料となっているばかりに、質問すべき内容が本当は何かわからなくなってしまうこともあるでしょう。
アンケートは参加してくれる学生の就活事情、今後の会社説明会の運営方針を検討するためにも重要です。
ここでは例文を交えて、どのような質問をしていくのが好ましいか、具体的に解説していきます。
どんな質問をするかだけでなく「その質問が必要な理由や見るべきポイント」も併せて紹介するので、参考にしてみてください。
2.会社・説明会を知ったきっかけに関する質問
学生がどういった経緯で自社に興味を持ったのか、ということは今後の企業活動にも影響がある部分です。興味を持ってくれた経緯を知っておくことで、これからのPR/広報をどのようにしていくか検討材料とすることができます。
以下の例文を参考に、どのようにして興味を持ったのかをアンケートに取り入れるようにしましょう。
その際、回答しやすいように複数回答を準備しておくことも重要です。
【例文】
・当社をお知りになった経緯を教えてください(複数回答可)
・当社の会社説明会が開催されることはどこで知りましたか。(複数回答可)
どのような媒体から情報を収集している学生が多いのか把握できるように準備しましょう。
3.説明会で行われたプログラムに関する質問
これは今後の会社説明会を開催する際の参考にするための質問です。
学生たちの印象に残ったコンテンツは何だったのか、また、逆に改善が必要と感じた部分はどこだったのかを知ることができます。
どのコンテンツが注目されているのかがわかれば、今後の会社説明会の充実度・満足度も高くなるでしょう。
以下に質問の例文を記載するので、参考にしてアンケートに取り入れてみてください。
【例文】
・本日の説明会で、最も印象に残っているプログラムはどれですか?1つだけご回答ください。(単一回答の場合)
・本日の会社説明会で、よかったと思うコンテンツをすべてお知らせください。(複数回答の場合)
・本日の説明会の中で特に印象に残ったコンテンツと、その理由をお知らせください。(選択肢+記述式回答の場合)
4.興味関心の高い仕事内容についての質問
これは「どんな企業・職種に興味を持っているのか」を知ることで、「思いがけない競合他社」の存在や、今後の企業活動の参考になる情報を得られる質問です。
今日では色々なビジネスを展開する企業が増えてきています。今は競合していなくても、将来的に競合することも考えられます。この質問の回答によっては、思いがけない企業が競合しているということも知ることがあるでしょう。
質問は1つに限らず、「興味のある企業・職種」と「他にエントリーしている/しようとしている企業」について別途設問を設けるのも良いでしょう。
【例文】
・今、興味を持っている業界や職種・企業は何か教えてください。(選択式or自由記述)
・当社以外にエントリーしている企業、エントリーを検討している企業はありますか。(自由記述)
5.企業を選ぶ重要点についての質問
学生が「企業を選ぶ際にどんなポイントを重視しているのか」を知ることも大切です。
採用広報を行う際にも、自社の売りとなるポイントにつなげられないか検討する材料になります。
どんな企業が今の学生に好まれるのか、自社に改善すべきポイントはあるのか、この質問の回答から読み取ることもできるでしょう。企業としての成長を促すために必要なポイントがここに現れてきます。
【例文】
・会社選びの際に最も重視しているのはどんなポイントですか。(単一回答)
(事業内容/仕事内容/会社・社員の雰囲気/企業規模・福利厚生/その他( ))など
・エントリーする企業を選ぶポイントやその理由を教えてください。(記述式)
6.まとめ
まだエントリーしていないうちに回答を得られるからこそ、会社説明会でのアンケートは学生たちの率直な意見が集められる機会です。
どんな企業が好まれるのか、どこから自社への興味をひくことができたのか、会社説明会としてコンテンツの充実度はどうだったのか、また、思いがけない競合他社の事情を知れる有意義なアンケートを作成しましょう。
作成したアンケートをスタッフが直接回収するということも、「きちんと内容を見ていますよ」という意思表示になります。