ウェビナー企画を立てる際の重要な7つのポイント|基礎・手順を徹底解説!
セミナーを行うセミナー担当者の方は、長引く新型コロナウイルスの影響でオフラインのセミナーを行うことが困難な状況になっています。
このような状況の中、ITツールなどを駆使して行うオンラインのセミナーである「ウェビナー」の需要が高まりました。しかし、オフラインで行っていたセミナーをオンラインに切り替えることは簡単ではありません。
そこで今回は、ウェビナー企画を立てる際にとても重要な「5W2H」の7つのポイントについてや、ウェビナーについての基礎情報、開催手順などを徹底解説していきます。ぜひ参考にしてください。
目次
そもそもウェビナーとは?
そもそも「ウェビナー」とは、「ウェブ (Web)」と「セミナー (Seminar)」の2つの言葉を合わせてできた造語で、ITツールなどを駆使してオンラインで行うセミナーのことです。
ウェビナーは、現在も世間に大きな影響を与えている新型コロナウイルスによって不要不急の外出が制限されたこともあり、需要が高まりました。
また、ウェビナーは従来のセミナーと異なり会場を借りることが不要なため、コストが削減できたり、参加者が直接会場に足を運ばなくてもオンラインでセミナーに参加できたりといったメリットも多くあります。
そのため、新型コロナウイルスの終息後もITツールなどの進化もあいまって、ウェビナーの需要は上がり続けるでしょう。
ウェビナー企画を立てる際に重要な7つのポイント
ウェビナーを開催する際には、従来のオフラインセミナー以上に企画をしっかり立てることがとても重要になります。ウェビナー企画を立てる際に重要な7つのポイントとは、「5W2H」をしっかりと設定することです。
「5W2H」の意味は下記の通りです。
・When(いつ?)
・Where(どこで?)
・Who(誰が?)
・What(何を?)
・Why(なぜ?)
・How(どうやって?)
・How much(いくらで?)
「5W2H」を設定することで物事を整理しやすくなり、情報不足が起こりにくくなります。この「5W2H」は、ウェビナー企画を立てる際以外にもさまざまな場面で役に立ちます。
では、ウェビナー企画を立てる際の「5W2H」とはどのようなものなのか解説していきます。
When(いつ?)
When(いつ?)は、ウェビナーを告知・開催する日程や時間帯をいつにするかです。
ウェビナーは、オンラインで行うため開催する時間帯によって集客に大きな影響があります。そのため、集客数を増やすことを考えると参加者が参加しやすい時間帯に開催することになります。
参加者の多くは一般の仕事をしている方が多いため、お昼休憩の12時から13時や、多くの方の仕事がひと段落している18時から19時の時間帯にウェビナーを開催すると、集客数を増やすことができます。
また、ウェビナーの告知はウェビナーを開催する2か月前を目安に行うことで、参加者がスケジュールを合わせやすくなります。このことから、大まかなウェビナー企画はウェビナーを開催する2か月前には立てておくようにしましょう。
Where(どこで?)
Where(どこで?)は、ウェビナーを開催する際にどこで配信をするかです。
ウェビナーは、ITツールなどを駆使してオンラインで行うため、インターネット回線が安定している場所で行うことが重要になります。
また、参加者の人数に合っているサーバーやITツールで行うことも重要になります。そのため、ウェビナー企画の準備段階で以上の環境を構築しておくようにしましょう。
Who(誰が?)
Who(誰が?)は、ウェビナーを開催する際にどのような方をターゲットにして行うかです。
Who(誰が?)は、従来のセミナーを行う際やセミナー以外のコンテンツをユーザーに提供する際など、さまざまな場面で重要になります。そのため、ウェビナー企画を開催する際の重要な7つのポイントの中でも、最も重要なポイントになります。
なぜなら、ターゲットがしっかりと定まっていなければ、その他の重要なポイントを抑えていても、参加者から求められる良いコンテンツを提供することが不可能になってしまうからです。このことから、Who(誰が)は時間をかけて明確に設定するようにしましょう。
What(何を?)
What(何を?)は、ウェビナーを開催する際にどのようなコンテンツを参加者に提供するかです。
ウェビナーも従来のセミナー同様にコンテンツを提供することで参加者を獲得します。そのため、良いコンテンツを提供することができれば参加者が増え、良いコンテンツを提供することができなければ参加者は減ってしまいます。このことから、ウェビナー企画を開催する際は、What(何を?)の質を高めることがとても重要になります。
また、オリジナリティの高いコンテンツを提供することで他のウェビナーを開催している企業などと差別化することができ、参加者のニーズにも応えやすくなります。
Why(なぜ?)
Why(なぜ?)は、なぜウェビナーを開催するのかです。
とても質の高いコンテンツを提供することができたとしても、コンテンツを提供する理由(=KPI)がなければ意味がありません。
多くの場合、ウェビナーを開催するKPIはブランディングや、リード獲得になるでしょう。何をKIPとするかはウェビナーの内容にもかかわってきますので、なぜ開催するのかを明確にすることが重要です。
How(どうやって?)
How(どうやって?)は、ウェビナーを開催する際にコンテンツをどのようにして提供するかです。
What(何を?)で質の高いコンテンツを作れたとしても提供の仕方が良くない場合、開催した意味がなくなってしまいます。そのため、How(どうやって?)は重要な7つの中でも縁の下の力持ちのような役割をはたします。
また、How(どうやって?)を決める際には参加者の目線に立って考えることがとても重要になります。
How much(いくらで?)
How much(いくらで?)は、ウェビナーを開催する際にどのくらいの費用で開催するかです。
ウェビナーを開催する際にかかる費用は、ウェビナーに利用するITツールや宣伝費です。自分が開催するウェビナーには、どのくらいの費用がかかるのか予算を見積もってからウェビナー企画を立てましょう。
また、有料のウェビナーを開催する際には、参加費をどのくらいに設定するのかも重要になります。参加費は、ターゲット(=Who)に合わせて設定しましょう。
以上のように、ウェビナー企画を立てる際には「5W2H」の重要な7つのポイントを意識して行いましょう。下記のような企画検討チェックシートを利用することで、分かりやすく企画をまとめることができます。
▶「企画検討チェックシート」
ウェビナー企画の開催手順を解説
ウェビナー企画を開催する手順は下記のようになります。
1:ウェビナー企画を開催する目的と提供するコンテンツを設定する
2:ウェビナー企画で利用するITツールを選ぶ
3:ウェビナー企画を開催する環境を構築する
4:ウェビナー企画の実施
先ほど解説した「5W2H」も意識しながら行うことで、より良いウェビナー企画を開催できます。
1:ウェビナー企画を開催する目的と提供するコンテンツを設定する
まずは、ウェビナー企画を開催する目的と提供するコンテンツを設定します。
この時に「5W2H」の5Wを意識することで質の高いウェビナーの開催に繋がります。
2:ウェビナー企画で利用するITツールを選ぶ
次に、ウェビナー企画で利用するITツールを選びます。先ほど設定した目的と提供するコンテンツに合うITツールを選びましょう。
ITツールのおすすめは下記の記事で紹介しています。
▶「【コロナ禍イベント】オンラインでコミュニケーションを取る最新ツール紹介」
3:ウェビナー企画を開催する環境を構築する
次に、ウェビナー企画を開催する環境を構築します。
この時には、「5W2H」のWhere(どこで?)を意識して行いましょう。
4:ウェビナー企画の実施
最後に、準備したウェビナー企画を実施します。
この時に重要なことは、参加者ファーストで伝わりやすくハキハキとした声で行うことです。また、質疑応答の時間を設けることで参加者のニーズにさらに応えやすくなります。
ウェビナー企画を開催する前にリハーサルを行おう
ウェビナーの質を高めるために開催するウェビナー企画が完成したら、一度リハーサルを行いましょう。開催するウェビナー企画のリハーサルを行うことで、良かったところや修正したほうが良いところが見つかり、参加者に提供するコンテンツの質を高めることができます。
まとめ
オンラインで行うセミナー「ウェビナー」を行う際には、「5W2H」の重要な7つのポイントを意識して企画を立てることで質の高いコンテンツを提供できます。
また、ウェビナー企画を開催する際は、企画・準備・当日運営・事後フォローなど多くの作業があるため、運営会社を利用することも検討ください。
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参考
- TKPウェビナーネット|ウェビナーとは?Zoomウェビナーの使い方とミーティングとの違い
- jinjerミーティング|ウェビナー企画の基本的な立て方やポイントを詳しく解説
- ITトレンド|ウェビナーのやり方とは?具体的な手順・開催のポイントを解説!