セミナー開催、費用と勘定科目の全て解説

公開日:2019.09.20  更新日:2019.11.20

 

セミナーを開催するにあたっては、さまざまな費用が必要となるものです。
会場費や講師のアテンド費はもちろん、広告費や雑費などが掛かります。

本記事では、セミナーを開催するにあたって必要となる費用について、詳しく解説します。

 

セミナー運営の事例ページはこちら

1.セミナー会場費

まずは、セミナーの会場を押さえる必要があります。自社において開催する以上、セミナー会場費は、かならず発生する費用です。

 

具体的には、以下のような費用が掛かります。

  • 会場利用料
  • テーブル・椅子のレンタル費
  • 音響装置等のレンタル費

 

また、セミナー会場費の金額は、開催規模によって大きく異なります。参加者の人数に合わせて、適切なキャパシティを選ぶことが重要です。

 

一例を挙げれば、以下のように費用額は変化します。

(東京都内・10時~18時に開催)

30名規模⇒約10万円

50名規模⇒約20万円

100名規模⇒約30万円

 

ただし、場所や開催時間によっては上記例とは違った金額となることがあります。
ちなみに、会場費は固定費にあたります。

 

2.講師アテンド費

自身および社内の人間が講師を務めるのであれば、講師アテンド費は必要ありません。ただし、外部から招へいする場合はアテンド費が必要となります。

 

講師を誰に依頼するか、というのはセミナーを開催する上で特に難しい部分です。また、費用やスケジュールの折り合いをつける必要もあります。

講師側からして、宣伝効果がなければ、招へいするのは難しいでしょう。一方で宣伝効果が期待できるのであれば、招へいするのは難しいことではありません。場合によっては、安い費用で収まることもあります。

 

お役立ち資料一覧はこちら

 

3.広告費

セミナーを周知するために、広告費も必要です具体的には、下記のような広告活動が想定されます。

  • DMの送付(FAX、手紙)
  • メールマガジン
  • フライヤーの配布
  • プレスリリースサイトの利用
  • Webサイト・ブログでの周知
  • PPC広告(Google、Yahoo!など)

 

いずれの場合も費用は必要になります。予算の範囲内で、どのような方法を使ってアプローチするかが重要です。

 

ちなみにプレスリリースサイトでは、有料のものと無料のものがあります。

有料の場合、おおむね1記事3万円ほどで掲載することが可能です。無料の場合と比較して、PV数が多いのがメリットといえます。うまくいけば、強烈な集客効果が発揮されることもあるでしょう。

 

4.配布物準備費

セミナー参加者に向け、配布する資料やアンケート、アジェンダなどを準備する費用も必要です。

 

まず、印刷費が掛かります。大規模であればあるほど、印刷費の総額は大きくなります。

配布物の作成やデザインを外注するなら、外注費も必要です。

 

また、開催場所が遠い場合、事前に会場へと資料を送る必要も出てきます。こういった場合は、送料が必要になります。
開催場所への資料送付が、一度で完結するとは限りません。したがって複数回分の送料が必要になることもあります。

 

 

5.運営スタッフ人件費

セミナーの運営スタッフを外部から調達した場合、人件費が必要です。運営スタッフの賃金や交通費が、これに当たります。

またセミナーが長時間にわたる場合、飲食物の費用も必要です。運営スタッフの人数が多ければ、飲食物に関する費用だけでも相当な額が掛かります。

 

例えば30人規模で開催するのであれば、以下のようなかたちで運営スタッフを配置することになります。

  • 管理責任者:1名
  • 進行役:1名
  • アシスタント:1名
  • 受け付け担当者:2名
  • 誘導スタッフ:2名

 

また、場合によっては司会者を配置する必要もあります。この規模であれば、交通費などの諸経費を含めて、10万円から15万円ほど費用が掛かります。

 

講師に対する講演料は、講師の知名度や影響力次第で大きく変動します。平均値としては5万円から6万円程度、加えて交通費が必要です。
ただし有力な講師の講演料は、100万円単位になることもあります。

 

お役立ち資料一覧はこちら

 

6.皆が気になる疑問

「セミナーで掛かった費用の勘定科目はなにか?」という疑問が多く挙がっています。

結論から言えば、テキスト代などの細かい費用も含めて「セミナー運営費」にまとめられます。

ただし、企業によっては諸費用を細かく分けなければいけないケースも。このあたりは企業ごとのルールに従う必要があります。

何かあれば、経理部に問い合わせるのが賢明です。

 

7.もっと詳しく知りたい方はこちらへ

セミナー開催の費用については、より理解を深めておいたほうがよいです。
上記で解説したこと以外にも、例外的なケースはいくらでも存在します。

 

さらに詳しいことを知りたい場合は、以下記事にまとめられていますので、こちらを参考にしてみてください。
【費用はどのくらい?30~50人規模のセミナー運営】

 

お役立ち資料一覧はこちら

 

まとめ

セミナーを開催するには、上述したとおり30人ほどの小規模でも10万ほど掛かります。
100人規模ともなれば、30万円ほどの費用が必要です。

企画段階でセミナーの目的や予算を明確にし、適切な規模で開催することが重要です。

 

newsbase お問い合わせはこちら

関連記事

2020.04.28

シンポジウムアンケートの利用目的や...

シンポジウムにおいて、アンケートを実施する際には、その利用目的を良く理解しておく必要があります。アンケートの項目は、利用目的に沿っ...

2020.04.08

【イベントの顔】受付スタッフの仕事...

イベントを成功させるには、スムーズな受付業務が不可欠です。また、受付スタッフの対応やマナーの可否が、イベントの満足度を高めると言っ...

2019.11.27

誰もが知っておくべき管理会計の基本...

会計には管理会計と財務会計があります。なんとなく概念や言葉を知っていても、案外詳しい中身までは知らないものです。また、実際に学ぼう...

2016.01.18

セミナー/ウェビナー企画・準備のた...

企業が主催するセミナーにはさまざまな目的やスタイルがありますが、セミナー運営の基本は実は同じ。ここでは、これから初めてセミナーを実...