話題の採用ミートアップ!成功のコツと負担を軽減する実施方法とは?
近年、多くの企業が実施しているミートアップ。特に、最近では採用にも使える有効な手段として、「採用ミートアップ」が注目されています。
ですが、実際に行うにあたっての準備や流れ、注意すべきポイントは何か?といったことや、どうすれば効果的に行えるのか?と悩む担当者は多くいるのではないでしょうか。
今回は、企業が行う「採用ミートアップ」についてのメリットやデメリット、流れなどを解説します。
目次
採用ミートアップとは?
まずは、ミートアップについての理解を深め、採用においてミートアップが注目されている理由や方法(スタイル)を知りましょう。
ミートアップとは
ミートアップとは、簡単にいうと「交流会」のことです。元々はアメリカの会社が作ったサービスのことですが、現在では交流会そのものを「ミートアップ」といっています。
商品やサービスのユーザーが集まったり、同じ目的を持った人が集まって新しい繋がりを作るためのイベントとして様々な企業や団体が開催していますが、最近では採用手段として行われることが増えています。
採用ミートアップが注目される理由
「採用ミートアップ」は、企業が自社の情報を発信するだけでなく、就職希望者が集まって「会社や従業員の雰囲気」を直接体感したり、顔を合わせて話を聞くことができるイベントとして行われています。
また、実際に採用に繋がらなかったとしても「自社のファンを増やすことができたら良い」「まずは興味を持ってもらったらOK」という程度で実施する企業が多いため、実施担当者もプレッシャーを感じずに企画・実施できることがポイントと言われています。
採用ミートアップのメリット・デメリット
ここからは、採用ミートアップを行うことのメリット・デメリットを解説します。企画・実施前に理解しておくことで、より良いイベントを行えるようになります。
メリット
①自社のイメージがリアルになる
採用ミートアップを行うメリットの一つとして、自社の雰囲気や社員の様子などを実際に体感して理解してもらえることが挙げられます。「働いてみようかな」と思う漠然とした気持ちが現実的になり、自分がどのように働くかを具体的にイメージできるようになります。
また、採用に繋がらなかったとしても自社のファンを増やすことができるでしょう。
②採用につながりやすい
採用ミートアップは、一般的な会社説明会と比べるとリラックスした雰囲気で行われることが多いです。参加者同士が打ち解けたり、社員との良好な関係性が築きやすいことが特徴であり、堅苦しくなく参加ハードルが低くなることから、様々な人が参加することができます。結果的に、自社が求める人材を採用できる可能性が高まります。
③比較的低コストでの開催が可能
採用ミートアップは、社内で開催するため場所代を抑えることができたり、食事も軽食であることがほとんどです。そのため、様々な採用イベントの中でも比較的コストを抑えて実施することができます。
デメリット
①社内の協力・人手が必要
採用ミートアップは社内に人を集めて行うイベントであることが多いため、事前準備や片付けなどには自社スタッフの力が必要です。また、社員にイベントに参加してもらう必要もあるため、通常勤務を調整してもらわなければなりません。
②企画・運営に労力が必要
採用ミートアップは、定期的に開催することで採用につなげることがポイントです。そのため、常に参加者や自社にとって良いイベントとなるような企画を考えて運営していくことに労力が必要となります。
採用ミートアップ開催までの手順・方法
では、実際に採用ミートアップ開催までの手順や方法を解説します。
採用ミートアップ開催までの流れ
①ターゲットや目的などの設定
採用ミートアップを行う目的やテーマ、ターゲットをしっかりと設定して、社内で共有しておくことが必要です。
設定したターゲットをメインに集客を行うため、周知やSNSでの拡散などを行うことになりますので、このステップがブレないようにすることが重要です。
②コンテンツの準備
最初に設定した内容をもとに、コンテンツを準備します。資料やスケジュールを決めておき、複数人で準備することで目的と内容に相違がないかの確認、参加者にとって満足度の高いものが用意できるようにしましょう。特に、「イベントでしか聞けないこと」があると、参加者の満足度は高まります。
なお、企画を考える中でいろいろな内容が出てくると思いますが、ターゲットに合った企画によって「やる」「やらない」の決断が重要です。
③実施
実際にイベント開催にあたっては、あくまでも目的が達成できるように進行していきます。ただし、イベント中に参加者が盛り上がってくるとスケジュール通りに進行できないことも出てきます。その際には臨機応変に組み直しができるようにしておきましょう。場合によってはその場で行わないコンテンツが出てきても問題はありません。
④振り返り
実施後には必ずアンケートをとりましょう。最初から完成されたイベントを開催することは不可能であるため、アンケートや実施している時の気づきなどから改善していくことで、質の高いイベントを実施できるようになります。
採用ミートアップの方法
採用ミートアップには、いろいろなスタイルがあります。自社にとって最適なスタイルを見つけ、企画する際の参考にしてください。
①交流会
参加者同士が、食事やゲームなどによって交流するスタイルです。就職や転職の意欲に関係なく、普段の社員の様子や会社の雰囲気に知ってもらうこと、自社に興味を持ってもらうことが目的となるケースが多いようです。
②説明会
説明会は、自社に興味を持っている、就職意思のある人たちが集まるイベントです。参加者が前向きな姿勢であるため、説明会から面接や選考につながりやすいことがメリットです。
以下の記事では、会社説明会などの運営部分を代行するメリットについて解説しています。
▶「採用説明会、代行するメリットとは?完全解説」
③勉強会
定期的に、自社のノウハウやスキルを伝えるものです。将来的に就職や転職を考える際にイメージされやすいだけでなく、成長意欲の高い人材や即戦力が採用しやすいメリットがあります。
事例に学ぶ成功のコツ
株式会社メルカリ
メルカリは、2016年ごろから採用ミートアップを取り入れ、質の高いミートアップをおこなっていることで有名です。
現在でも定期的に実施しており、半年や1年規模でファンづくりを行うことを目標としています。なお、ミートアップのエントリー時に「希望職種」や「社員に聞きたいこと」などをヒアリングすることで、参加する社員やメンバーを集めることにより、参加者の満足度が高いイベントを開催することができています。
Sansan
名刺管理アプリなどで有名な企業です。定期的にミートアップを開催しており、他社との「合同ミートアップ」などを積極的に企画することで、採用につなげているようです。
採用だけでなく、自社のファンを増やすイベントとしてもミートアップを積極的に開催しています。
以下の記事では、コロナ禍のイベントに役立つツールをご紹介しています!
▶「【コロナ禍イベント】オンラインでコミュニケーションを取る最新ツール紹介」
プロとのタッグで成功させる!
今回は、「採用ミートアップ」について解説しました。
自社のファンを獲得するだけでなく、優秀な人材を確保することや企業のブランディングとしても有効な手段として注目されているミートアップですが、自社内で企画から運営までを全て行う負担は大きいこともあります。
そこで、自社内では企画や集客に注力し、それ以外の運営の部分を外部に依頼してはいかがでしょうか。
弊社ニューズベースでは、イベントの事前準備からアフターケアまでを丁寧にサポートしております。ぜひ、お気軽にご相談ください。
参考:
- Wantedly|採用ミートアップを手軽に開催するには?集客媒体や事例も紹介
- MS-Japan|最近耳にする「ミートアップ」とは?採用成功に繋がるのか
- トラログ|採用ミートアップとは?実施時の注意点や運用のポイント
- Talent Crip|ミートアップとはなにか|採用にも使える理由や成功のポイント
- Hupro Magazine|ミートアップ採用とは?採用ブランディングにも効果的!