研修会・講演会における開会・閉会時の挨拶例文や、研修会後のアンケートについて解説!

公開日:2020.04.14  更新日:2022.09.30

研修会・講習会を開催するにあたって挨拶は基本ですが、具体的にどのような挨拶を行えばいいのかわからない担当者もいるはずです。また、会の終了後にはアンケートを実施しますが、どうやって作ればいいのでしょうか。

そこで本記事では、講演会や研修会で使える挨拶の例文や、研修会後には必須のアンケートを作るコツなどについて解説します。

 

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研修会・講習会の挨拶で伝えるべき内容

講演会の挨拶で伝えるべき内容としては、まずは参加者に対しての感謝の言葉です。参加者がいなければ、講演会そのものを開催することができないので、参加者全員に「本日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます」と伝えましょう。

その後、実際に講演する人の名前や略歴・講演を実施する順番などを伝えていきます。

 

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研修会・講習会で実際に使える挨拶のテンプレート

講演会では具体的にどのような内容の挨拶を行えばいいのかわからないという担当者もいるはずです。

実際に使える挨拶のテンプレートを、開会時と閉会時に分けて紹介します。

開会時の挨拶

「本日はお忙しいなか、○○講演会にお越しいただき、誠にありがとうございます。本日の講演のテーマは△△についてです。△△といえば、これから生活していく上で非常に欠かせない大切なものですが、詳しくは知らないという人もいます。

 

そこで今回お話いただくのは、××コンサルタントの◎◎様です。◎◎氏は、■■大学を卒業後、独立し、現在は多方面で活躍されています。

 

それでは、◎◎様よろしくお願いいたします。」

 

閉会時の挨拶

「◎◎様どうもありがとうございました。今回の講演会によって、△△についての知見をさらに深めることができたと感じていただければ幸いです。

 

以上をもって閉会の言葉とさせていただきます。本日はお忙しいなかお越しいただき誠にありがとうございました。」

 

もし、次回も引き続き講演会が行われる場合には、「次回の○○講演会は〇月×日△時から、○○ホールで行います。」と一言アナウンスしておくと、参加率を少しでも高めることができます。

 

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研修会においてアンケートが果たす役割

研修会を実施した場合、内容が受講者のその後の業務改善に活かせそうと感じてもらえたかを把握することが大事です。そこでアンケートが重要になりますが、作る前に研修会においてアンケートが果たす役割を詳しくご紹介します。

教育を評価するモデルの1つに「カーク・パトリックモデル」というものがあります。アメリカの経済学者カーク・パトリックが1959年に提案して以降、多くの企業がこのモデルを参考にしています。カーク・パトリックモデルは教育プログラムの効果を評価し、プログラムの改善に役立てる評価法の1つであり、研修会におけるアンケートの役割についても重要なことを教えてくれます。

カーク・パトリックは、教育の評価手順を下記のように4段階に分けました。

 

レベル1:Reaction(反応)

受講直後のアンケート調査などによる学習者の研修に対する満足度の評価

 

レベル2:Learning(学習)

筆記試験やレポート等による学習者の学習到達度の評価

 

レベル3:Behavior(行動)

学習者自身へのインタビューや他者評価による行動変容の評価

 

レベル4:Results(業績)

研修受講による学習者や職場の業績向上度合いの評価

 

これを見ると、研修会後のアンケートはレベル1の「学習者の研修に対する満足度の評価」のために実施されることがわかります。

つまり、研修会のアンケートは「研修会の内容は有意義なものであったか」「今の自分に必要な内容だったか」「講師の質はどうか」といった内容を調査するために行うのです。

また、研修アンケートによって「講師は参加者に伝わる話し方ができているかどうか」も調査することができるため、講師自身のスキルアップのためにもアンケートは有効です。

このように、アンケートは研修会の効果を測定するためのステップの一部でしかなく、調査できる内容は限定的であることを知った上で、アンケートの設問を考えていく必要があります。

逆に言えば、研修会が成功したかどうかを測るためには、本来1か月、3か月、6か月といった長期的なスパンで行う必要があるため、アンケートで研修会の効果すべてを調査しようと思わなくても良いということにもなります。

 

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研修アンケートの作り方のコツ

研修アンケートを作る際には、「回答者が答えやすいフォーマット」を意識する必要があります。そのためには、下記のような要素を盛り込むと良いでしょう。

【無記名式にする】

記名方式だと、講師や企業に気を遣って正直な感想を書きにくくなってしまいます。無記名方式にすれば、回答者も自由な感想を書きやすくなります。

【5段階評価や選択式の設問を使う】

自由記述式の設問に答えるには集中力を要します。そのため、自由記述式の設問が多いと、回答者はプレッシャーに感じてしまいます。基本は5段階評価や選択式の設問を使い、ポイントを絞って「なぜそう思いましたか」など自由記述式の設問を併用することで、答えやすいアンケートを作成できます。

【アンケートに盛り込む内容】

アンケートの設問は、「研修内容はわかりやすかったか」「講師のしゃべり方はどうだったか」など、研修会自体の満足度を問うものが基本となります。それに加えて、「研修会の日時や会場は最適だったか」などの設問も有効です。回答者にとって参加しやすい場所や日時を知ることができ、今後の研修会に反映することができます。

 

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研修会で使えるアンケートのテンプレート

研修会で使えるアンケートのテンプレートがダウンロードできるサイトやツールを紹介します。

研修会アンケートのテンプレートがダウンロードできるサイト

下記サイトでは、研修会アンケートのテンプレートをダウンロードできます。

『PHP人材開発』

https://hrd.php.co.jp/shainkyouiku/cat21/post-701.php

5段階評価の設問と、自由記述式の設問のバランスが良いアンケートのテンプレートです。

名前を記入するタイプとなっているが、これを参考に項目をアレンジして自分で作っても良いでしょう。

web上で研修会アンケートを作成できる「googleフォーム」

その他、アンケート作成ツールを利用して作成するのもおすすめです。

もっともポピュラーで、かつ無料でアンケートを作成できるのが「googleフォーム」です。

『googleフォーム』

https://www.google.com/intl/ja_jp/forms/about/

googleフォームはweb上に無料でアンケートを作成できる優れたツールです。選択式やプルダウン式など、高度なアンケートが簡単に作成できます。

web上で回答を集めることができるため、アンケート用紙を作成する必要がないのもメリットです。

 

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研修会後のフォローアップも大事

研修会直後は参加者の気持ちや意識が高いこともあり、アンケートだけで研修会の正確な感想を集めるのは難しいものがあります。

また、最初に紹介したように、アンケートはあくまでも教育レベルを評価する第一段階のツールであり、実際に研修会の効果が表れているかどうかを知るためには、継続的な取り組みが必要です。

具体的には、下記のような手法が有効です。

・スキルテストを行う
・再度アンケートを実施する

これらのテストやアンケートを研修会後1~3週間後に行うことで、「研修会の効果は表れているか」「自身の業務に生かせているか」「成果につながっているか」を調査することができます。

このような継続的な調査によってはじめて、研修会の効果を計測することが可能になるのです。

 

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まとめ

本記事では、講演会や研修会で使える挨拶の例文や、研修会におけるアンケートを作るコツなどについて解説しました。

講演会や研修会をより有意義なものにするためには、挨拶やアンケートの実施は欠かせません。開会の挨拶では、参加してくれたことに対して感謝の言葉を述べてから実際に講師の名前や略歴などを紹介しましょう。

また、アンケートを作成する際には、無記名式にしたり5段階評価で作成したりするなど、なるべく参加者が答えやすいように配慮することが重要です。

弊社、株式会社ニューズベースでは研修運営アウトソーシングサービスを提供しています。年間400案件以上の運用実績があり、講演会における準備や運営などもサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。

 

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