就活生が面白いと思う会社説明会とは?【他社事例付き】目的やコツを紹介!
近年では、オンライン会社説明会などの影響によって、会社説明会のエントリー数もかなり増えてきました。
しかし、その一方で会社説明会から選考会に参加する割合が極端に減っており、頭を悩ませている採用担当者も多いのではないのでしょうか。最近の会社説明会では他社との差別化を図るため、自社の独自性やユーモアで勝負する必要もあります。
そこで今回は、就活生が面白いと思う会社説明会の目的やコツ、実際に実施している他社の事例についても紹介します。
目次
1.面白いと感じる会社説明会にする目的
面白いと感じてもらう会社説明会にする目的は主に2つあります。
エントリー数を増やす
1つ目はエントリー数を増やすことです。
今となっては、SNSや掲示板などを使って企業の情報や会社説明会の内容や選考状況についてシェアすることが当たり前となりました。
そのため、企業としても会社説明会の段階で面白いと感じてもらうことによって、SNSや掲示板でも反響を呼び、例えば就活生にとって志望する業界以外の企業であっても自社に興味を持ってもらい集客(エントリー)に繋がることが望めます。
他社と差別化できる
多くの企業は手を抜いているわけではありませんが、毎年の会社説明会がパターン化してくる企業は多くあります。
ユーモアのある面白い説明会をおこなっている企業はまだまだ少数と言えます。
そのため、就活生が面白いと感じる会社説明会をおこなうことで、あっという間に他社との差別化ができるのです。
現在は、新型コロナウイルスの影響もあり、オンライン上での会社説明会が増えてエントリー数も増加傾向にあります。
多くの就活生の目に留まる機会が増えているので、オンラインでおこなう会社説明会でも他社と差別化することで、より多くの人材確保に繋がるのです。
2.就活生が思う会社説明会に対する本音
就活生は企業の会社説明会にどのように感じているのでしょうか。
3つの本音を紹介します。
「興味はある企業だが、いきなり選考には進みづらい」
興味はある企業だとしても、すぐに選考に進むのは躊躇するという就活生は少なくありません。
就活生にとって企業選びは、その後の人生を左右する大きな選択肢となります。
そのため、例え興味がある企業の選考プロセスに進んだとしても、同じタイミングで他の企業もみたかったり、更に詳細な情報を知りたいと思う就活生もいます。
その場合には、会社説明会を複数回開催したり、会社説明会に付随するコンテンツ(先輩社員とのカジュアル面談)などをあえて別の日程で開催するなど、就活生のエントリーポイントを増やすとともに、自社に興味を持ってもらうエントリーフェーズでは長期的な採用に切り替えるという方法もあります。
(一方、選考段階に入ったら、出来るだけ面接から内定出しまでのリードタイムは短くすることがよいと言われています)
「会社の特徴ばかりを伝えられて、社員の雰囲気などがよくわからなかった」
会社説明会は、その名の通り会社を説明するために開催されますが、会社の特徴ばかりを伝えていても就活生の記憶には残りません。
なぜなら、経営理念や会社の特徴は就活生が本当に知りたい内容ではないからです。
就活生が本当に知りたい内容は、職場環境や社員の雰囲気です。
最近の就活生は、特に自分が実際に働く時の環境を重視している傾向にあります。
そのため、会社の特徴はなるべくコンパクトにまとめた上で、就活生が求める職場環境や社員の声などの情報を多く説明しましょう。
「座って聞くだけだったので、退屈した」
会社説明会では、一方的に話を聞く「講義型」がスタンダードな形式です。
最近では、オンラインにて会社説明会を実施する機会がほとんどなため、更に講義型が増えています。
就活生にとっては一方的に話を聞くだけとなるので、退屈だと感じる人が多く、選考に結びつかない原因にもなっているようです。
そのため、オンラインの会社説明会であってもグループワーク形式を導入するなど、「講義型」以外にも「参加型」のコンテンツを盛り込むなど、何らかの対策を講じる必要があります。
3.面白い会社説明会にするためのコツ
面白い会社説明会にするためのコツを3つ紹介します。
採用動画の活用
採用動画の活用は非常に有効的です。
採用動画を活用するだけで、視覚だけではなく聴覚にも情報を伝えることができるので、記憶として残りやすくなります。
また、採用動画は自社の強みや伝えたいことを動画として表すことが可能です。
そのため、言葉だけでは表現しづらいことも、わかりやすく表現することができるのです。
詳細な説明をしない
詳細な説明をしないようにしましょう。
会社説明会では、自社のことを少しでも多く知ってもらいたいという理由から、内容を詰め込みすぎてしまうというケースが非常に多いです。
自社を理解してもらうことは非常に重要ですが、1番の目的は自社を知ってもらった上で次の選考プロセスに参加してもらうことです。
そのため、就活生が知りたい内容はしっかりと抑えた上で、その他の内容に関してはあまり詳しく説明しすぎないようにしましょう。
そうすることで、「もっと知りたい!」という就活生の興味をそそり、次回の選考に繋げることができます。
先輩社員と話す時間を設ける
現在の就活生は職場環境や残業の有無、人間関係などを重視する人がほとんどです。
そのため、就活生が会社説明会に求めているのは会社の説明ではなく、職場で実際に働いている社員の声なのです。
会社説明会の中に、社員と交流する機会や質問コーナーなどを設けることで、参加した就活生の満足度が高まるので、積極的に取り入れてみましょう。
4.面白いと話題の会社説明会一覧
就活クチコミサイトONE CAREER(ワンキャリア)では、就活クチコミアワードというものを開催しています。
今回は、10万件以上の口コミから特に就活生が面白いと思った会社説明会を実施している企業「就活クチコミアワード 2020」を一部紹介いたします。
オリックス生命保険
オリックス生命保険では、会社説明会の他に座談会もあり、4人の社員に対して多くの質問をできたことが高評価でした。
オルビス
オルビスは、化粧品やサプリメントなどを販売している企業ですが、現在の会社の現状から今後どのように成長していきたいのかなどの展望を全て話してくれたことで人気が高まりました。
UBSグループ
金融機関として有名なUBSグループでは、答えづらいような質問でも回答してくれたため、不安を解消されたと答える就活生も多かったようです。
アトラエ
求人メディアを運営するアトラエでは、社長のプレゼンが強く印象に残ったという就活生が多くいました。
また、会社説明会の中で、どういう企業であるかという社風がしっかりと伝わったと答えている就活生もいました。
リンク・アイ
就職エージェントサービスを提供しているリンク・アイは、グループディスカッションの基本を実戦でおこないながら教えてくれたため、非常に勉強になったという声が多くありました。
5.まとめ
今回は就活生が面白いと思う会社説明会のコツや目的などについて紹介しました。
オンライン化によって、会社説明会にエントリーするハードルが下がりましたが、選考にまで結びつかないというパターンが非常に多いです。
会社説明会から選考会への参加率を上げるためにも他社との差別化を図ることが重要です。そのために、面白いと思わせるような会社説明会を作り上げていくことがよりいっそう重要となってきています。
しかし、企業によっては人材の不足などが原因で、会社説明会にリソースを割けないという問題があります。そんな時には「採用代行(RPO)」がオススメです。
採用代行では、採用業務の一部をアウトソーシングすることが可能です。例えば、選考会の日程調整や質問対応、メール返信などのノンコア業務の全てを委託することができます。
就活生の中には「他社の方が連絡が早かった」などという理由で選考を辞退する学生も少なくありません。採用代行に依頼することで、スピーディーな対応が可能となるので、選考辞退率を下げることにも繋がります。
採用代行なら弊社、株式会社ニューズベースへお任せください。
株式会社ニューズベースでは、会社説明会の設定や準備、オンライン環境を整備するなど、オペレーション周りを強みとしています。これまでにも豊富な対応実績があるので、まずはこちらからご相談ください。
今回の記事をキッカケに、就活生が面白いと感じる会社説明会になるよう、注力してみてはいかがでしょうか。
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