会社説明会で集客するなら採用マーケティング!メリットや行うための5つのステップを解説!

公開日:2021.12.15  更新日:2022.09.30

売り手市場の影響により、企業の人材獲得競争は一層、激しさを増しています。最近では超売り手市場ともいわれており、企業は人材の確保に必死に取り組んでいます。人材を確保するために必要なのが会社説明会

会社説明会は、求職者と企業が初めて接触する機会なので、非常に重要です。しかし、会社説明会で集客できずに困っている担当者も多いのではないのでしょうか。

そこで本記事では、集客できない理由や採用マーケティングを利用することでのメリットなどについて解説します。

 

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会社説明会で集客できない3つの理由

会社説明会で集客できない理由は以下の3つです。

・集客スキルがない

・会場選定が間違っている

・SNSを使えていない

順番に解説します。

集客スキルがない

集客できない要因として最も多いのが、集客スキルがないことです。いくら自社の職場環境や待遇を整えていて働きやすい環境であっても、集客スキルがなければ、会社説明会で求職者を集めることはできません。

集客する方法として求人サイトに掲載するという方法が一般的ですが、多くの企業が利用しているので、掲載してもほかの求人に埋もれてしまいます。また、費用も膨大にかかるため、予算に余裕がないのであれば別の方法を見つけるのがおすすめです。

会場選定が間違っている

自社が都内にあり、会社説明の参加が来社必須の場合、必然的に参加者も関東近辺に住んでいる人と限られてきます。

地方に住んでいる人は、会社説明会に参加したくても困難なため、知らず知らずのうちに自分たちで参加者を減らしている可能性があるのです。

最近ではオンラインで会社説明会を開催している企業も増えてきています。そのため、これまで対面型での会社説明会しか開催しておらず、集客できていないのであれば、オンラインを導入するだけで改善される確率が非常に高まるはずです。

SNSを使えていない

SNSを積極的に活用して採用活動を行っている企業もあります。SNSは無料で利用することができて、自社の認知度やブランディング力を高めることが可能です。

また、自社の魅力を存分にアピールすることができるため、会社説明会の集客にも適しています。最近では、SNS経由で企業を調べる求職者も増えてきているので、会社説明会の集客がうまくいっていない企業はSNSを活用できていない可能性が非常に高いです。

 

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会社説明会で集客するなら採用マーケティング

採用マーケティングとは、マーケティングの考え方や手法を採用活動に応用して、戦略的におこなう方法です。採用マーケティングが注目されるようになった背景は主に3つあります。

1つ目は先ほども述べたように、「採用市場の影響」です。

日本は、少子高齢化がどんどん加速していき、労働人口が減少傾向にあります。そのため、求める人材との接点づくりや採用を予定している人数よりも、遥かに少ない人材しか確保することができないという状況に苦しんでいる企業が少なくありません。

その状況を打破するために、採用マーケティングが注目されています。前まで採用活動は、求職者から企業に応募するという「待ち」のスタイルが主でしたが、今では逆に、企業から求職者にアプローチするという「攻め」の採用をおこなう企業が増えてきました。

2つ目は「採用手法の多様化」です。

現在では、ダイレクトリクルーティングやSNSを活用した採用活動などに力を入れている企業が少なくありません。さまざまな手法を導入しても、あわせてそれらのデータを分析しながら改善点を洗い出す必要が出てきます。そのデータ分析を得意とするのが、採用マーケティングです。

最後の3つ目は、「職業観の変化」です。

以前までは、就職したら定年まで働く終身雇用が一般的でしたが、現在は大手企業でさえ終身雇用が崩壊しつつあります。それに伴い、求職者もキャリアアップだけではなく、ワークライフバランスを重視する人が増えてきました。

価値観が多様化している現在では、新たに社員を雇用したところで自社に合わなければ、すぐに離職してしまうということにもなりかねません。自社に合った求職者を探すためにも採用マーケティングが必要なのです。

 

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採用マーケティングをおこなうメリット

採用マーケティングをおこなうメリットは以下の2つです。

・優秀な人材を集めやすくなる

・採用コストの削減

順番に解説します。

優秀な人材を集めやすくなる

採用マーケティングでは、まずはどんな人物に自社に興味を持ってもらいたいのかを決めるところから始まります。ターゲットとなる人材像が決まったら続けてその人材にとって刺さるような情報をコミュニケーションしていきます。

具体的には「どんな人材が働いている企業なのか?組織カルチャーはどういったものなのか?業務内容や自社の強み、福利厚生」など、求職者が知りたくて魅力的だと感じる情報を発信します。

自社の情報を発信することによって、興味を持ってくれる採用応募者を獲得して、会社説明会などの参加につなげることで、企業の価値観に共感したモチベーションの高い採用候補者を確保することができるのです。

情報発信方法については、自社の採用サイトに加えて最近ではTwitter、Facebook、若者に人気のTikTokなどを活用するケースもあります。様々なツールを用いて情報を発信することで、会社の認知度向上にも期待でき、結果として優秀な人材との接触機会の創出につながります。

採用コストの削減

一般的な採用方法は、求人サイトに掲載費用や広告費用を支払って、求人募集をします。しかし、採用マーケティングでは、ターゲットを絞って自社のオウンドメディアやSNSなどから情報発信することになるため、広告費用の削減に繋がるケースがあります。

また、採用マーケティングを活用して採用した人材は、比較的自社の情報発信を多く受けとって企業のことを深く理解した状態で入社しています。そのため、ミスマッチが起こりづらく、モチベーションが高いので離職率が下がり、人材採用費の削減になるのです。 

 

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採用マーケティングを行う5つのステップ

採用マーケティングを行うためには以下の5ステップを行いましょう。

・自社の分析

・ペルソナの設定

・カスタマージャーニー(キャンディデイト・ジャーニーマップ)の設計

・チャネルの設定

・PDCAを繰り返す

順番に解説します。

自社の分析

採用マーケティングを実施する上で、まずは自社を分析して強みや弱みを把握する必要があります。強みや弱みを理解してから採用マーケティングの手法を決めることによって、効率的に採用活動が行えるはずです。

自社を分析する方法として3C分析やSWOT分析などのフレームワークを活用してみましょう。

 

  • 3C分析:Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの観点から現在の状況を把握する
  • SWOT分析:Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つを自社にあてはめて分析する

 

ペルソナの設定

まず始めに、ペルソナを設定しましょう。ペルソナとは、商品やサービスを提供したい架空の人物像のことです。ここでは自社が求める人材像となります。

ペルソナを設定する場合、性別や年齢、性格や学歴など、自社が求めるような人物像を設定していきます。詳細に設定することは大事ですが、細かすぎると誰も該当しなくなることもあるので、注意が必要です。

また、求める人物像が複数ある場合には、いくつかパターンを用意しておきましょう。

カスタマージャーニー(キャンディデイト・ジャーニーマップ)の設計

カスタマージャーニーも設計しましょう。採用においてはキャンディデイト・ジャーニーマップとも呼ばれます。キャンディデイトとは採用候補者(=Candidate)のことです。

キャンディデイト・ジャーニーマップとは、採用候補者が情報収集から採用、入社に至るまでのプロセスでどのような感情や体験をしたか整理したものです。

キャンディデイト・ジャーニーマップを設計することで、どのタイミングで企業から採用候補者に対してアプローチをかければ効果的なのかが、明確になります。言い換えると採用候補者が必要とする情報適切な頻度とタイミングで接触することができる機会をつくる計画です。

例えば、会社説明会の参加人数を上げたいのであれば、説明会に参加したくなる情報をどのようなタイミングでどのように採用候補者へ伝えるかなどを明確化することによって、参加率を向上させることも可能です。

もちろん、一度設計しただけで上手くいくわけではありません。成功させるためには、PDCAサイクルを何度も繰り返しおこなう必要があります。

チャネルの設定

カスタマージャーニー(キャンディデイト・ジャーニーマップ)を設計したら、次にチャネルを設定しましょう。チャネルとは、集客するための媒体や経路のことです。Webサイトや広告・SNSなども一つのチャネルとしてカウントされます。

チャネルは自社の予算や強みなどによっても異なるので、自社の状況に合ったチャネルを設定することが重要です。分析した結果や設計したカスタマージャーニー(キャンディデイト・ジャーニーマップ)を基にチャネルを設定しましょう。

PDCAを繰り返す

採用マーケティングは最初から成功することは滅多にありません。何度も繰り返し実施することによって、次第に自分たちに合った採用マーケティングへと近づいてきます。

そのため、採用マーケティングは長期的に考えることが重要です。より効果的な採用マーケティングになるよう、PDCAを繰り返しましょう。

 

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まとめ

本記事では、集客できない理由や採用マーケティングを利用することでのメリットなどについて解説しました。

会社説明会で一人でも多く集客したいのであれば、採用マーケティングが欠かせません。しかし、会社説明会は日程スケジュールの調整や会場準備作業などがあるため、開催するだけでも非常に大変です。

【企業側】会社説明会の準備作業で実際に行うことや重要なポイントに解説|お困りの方は採用アウトソーシングへ

それに加えて採用マーケティングを実施する場合、さらに人的コストがかかるため、人手が不足して頭を抱えている企業も多いのではないのでしょうか。そんなときには、採用業務を委託することのできる採用アウトソーシングサービスを利用しましょう。

採用アウトソーシングサービスは、会社説明会における会場確保や当日の運営などはもちろん、求職者のお問い合わせ対応なども委託できます。そのため、採用マーケティングにリソースを割くことが可能です。

採用アウトソーシングサービスなら、年間400案件以上の実績を誇る株式会社ニューズベースにご相談ください。今回の記事を参考に採用マーケティングの導入を検討しましょう。

 

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