司会初心者でも安心!研修会の司会進行に使える台本をご紹介
研修会の進行をスムーズにするために、重要な役割を持つのが司会者です。
初めて司会に任命された方は、上手く進行できるかと不安に感じてしまうものです。中には人前で喋ることに苦手意識がある、という方も少なくないでしょう。
適度な緊張感は良い効果をもたらしますが、あまりに緊張が強すぎると、思うような進行ができなくなってしまうこともあります。当日いざ人前に立って焦ることのないよう、事前に十分な準備をしておくことが何よりも大切です。
研修会の司会においては、事前に台本の作成と音読練習が欠かせません。本記事では、研修会の台本の作り方と実際に使える例文をご紹介します。
目次
1.研修会の司会に求められる3つの役割
司会は研修会を成功に導くためのキーパーソンであるといえます。
そう聞くと荷が重いと感じる人もいるでしょうが、ポイントを抑えておけば、初めての方でもうまく司会を務めることができます。
台本を作成する前に、まずは研修会の司会に求められる役割について考えてみましょう。ここでは、司会に求められる3つの役割をご紹介します。
1-1.研修会の進行
研修会をプログラム通りに進行していくのが、司会者に求められる最も大きな役割です。
研修会では、どうしても当日予期せぬハプニングが発生し、時間が早まったり遅れてしまったりという事態が起こり得ます。そのような中で、できるだけ予定通りのプログラム進行ができるように司会者がタイムスケジュールを管理していくことが大切です。
ある程度余裕を持ったタイムスケジュールを立て、多少の時間調整は質疑応答の時間などを使って、柔軟に調整すると良いでしょう。
1-2.参加者への各種アナウンス
会場の案内や休憩時間の案内など、参加者へ周知が必要な情報をアナウンスするのも司会の役割です。できるだけ事前に自分の目で会場の下見をして、非常口やお手洗い、喫煙所などの位置を確認しておくと安心です。
また、研修会では参加者にアンケートの記入をお願いしている場合も多いでしょう。参加者にしっかりとアンケートを書いてもらうことは、今後の研修会の開催に役立ちます。
各種挨拶や休憩時間のタイミングで、アンケート記載のお願いについてのアナウンスを入れるようにしましょう。
1-3.講師の紹介
講師を招いて行う研修会の場合、講師の紹介をするのも司会者の役割となります。参加者の興味関心を高め、スムーズに講師の話へ移行できるような紹介をすることが大切です。
また、講師への質疑応答でも、司会者は重要な役割を持ちます。
もし参加者からなかなか手が挙がらなかった場合には、司会者から質問をしたり、話の内容を振り返ったりするなど、質疑応答の時間を無駄にしない工夫が必要です。
司会者はできれば事前に講師との打ち合わせをし、想定問答集を用意しておくと良いでしょう。
2.研修会の司会台本の作り方
研修会の台本を作成するには、まずは全体のタイムスケジュールの作成が必要です。
ここでは、研修会でのプログラムの一例をご紹介します。ある程度余裕を持った時間配分をし、質疑応答などの時間を使って柔軟に調整できるようにしておきましょう。
13:30〜 会場受付開始
14:00〜 開会の挨拶
【第一部】
14:10〜 講義 テーマ「○○のこれからについて」
14:50〜 質疑応答
【休憩】
15:10〜15:30
【第二部】
15:30〜 パネルディスカッション「○○の現状と課題」
16:20〜 質疑応答
16:40〜 閉会の挨拶
ある程度全体の流れが定まったら、実際に司会の台本を作りましょう。
当日、スムーズな司会進行を行うためには、綿密な台本を作成しておくことが大切です。
司会のプロであれば、全体の流れや伝えたいポイントだけをメモした台本だけでうまく進行をすることも可能ですが、初心者の場合はそうはいきません。
司会進行に不慣れな方は、当日話す内容を一言一句記載した台本を用意しておいた方が安心です。
台本を作成したら実際に声に出して何度も読んでみて、自分の言葉として話せるよう、練習をしましょう。
作成した台本を当日ただ読み上げるだけでは、参加者は非常に機械的な印象を受けてしまいます。できるだけ他の人に聞いてもらうか、または自分で録音しながら練習するのがおすすめです。
正しい日本語であることはもちろん、参加者にとって分かりづらい言葉がないかなど、客観的な意見を取り入れながら台本を作成するようにしましょう。
3.研修会の司会台本の例文
ここでは実際に使える研修会の司会台本の例文をご紹介します。研修会の内容に合わせて、適宜変更の上ご自由にご利用ください。
【会場案内(開会前)】
本日はご参加いただき誠にありがとうございます。
まもなく○時より○○研修会が開会となります。
参加者の皆さまにご案内いたします。
会場内は飲食及び喫煙は禁止となっております。
お煙草をお吸いの方は、お手数ですが、○階喫煙所をご利用ください。
またスマートフォンのご使用は他の参加者の方のご迷惑となるため、電源をお切りになるか、マナーモードに設定いただくよう、ご協力お願い申し上げます。
それでは、開会までもうしばらくお待ちください。
【開会の挨拶】
本日はお忙しいところ、○○研修会にご参加いただき誠にありがとうございます。
本日の司会を務めさせていただく○○と申します。
それではこれより○○研修会を始めさせていただきます。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
まず始めに、代表の○○より開会の挨拶をさせていただきます。
【講師紹介】
それではこれより「○○さん(講師の名前)」による「○○について」の講演に移らせていただきます。
簡単にではございますが、○○さんについてのご紹介させていただきます。
○○さんは、○○大学をご卒業後、株式会社○○に入社され、経営コンサルティングに従事してきました。
金融・メーカー・卸売など幅広い業界のコンサルティング支援に携わり、数多くの会社の経営再建に携わった実績をお持ちです。
現在は、同社のコンサルティング部門の責任者としてご活躍されています。
それでは、○○さんにご登壇いただきます。
○○さん、よろしくお願いいたします。
【休憩時間の案内】
以上をもちまして第1部を終了いたします。
これより20分間の休憩とさせていただきます。
お手洗いは会場を出て右手突き当たりにございます。
第2部のスタートは15時を予定しておりますので、それまでにご着席ください。
また受付時に配布したアンケートへのご協力を、よろしくお願いいたします。
【閉会の挨拶】
以上をもちまして、○○研修会を終了とさせていただきます。
皆さま、最後までご参加いただき、誠にありがとうございました。
そしてたくさんの貴重なご意見をお寄せいただいたこと、心より感謝申し上げます。
アンケートの回収箱は会場後方にございます。
お忙しい中恐れ入りますが、アンケートにご協力いただけますと幸いです。
お忘れ物のないよう、お気をつけてお帰りくださいませ。
またのご来場、お待ちしております。
4.研修会の司会者が気をつけるべきポイント
最後に、研修会の司会をする上で気をつけたいポイントについて解説いたします。
4-1.台本の練習
ここまでお伝えした通り、当日の司会進行を成功させるために一番重要なのはやはり事前準備です。
作成した台本は何度も声に出して読んで練習しましょう。全て暗記する必要はありませんが、当日はただ台本を読んでいるだけとならないよう、伝えたいポイントは頭に入れておく必要があります。
何度も練習することで自信につながり、当日の緊張も和らぐことでしょう。
4-2.話し方
参加者に伝わりやすい司会進行をするためには話し方にも工夫が必要です。
緊張すると視線が泳いでしまいがちですが、できるだけ参加者の目を見て話すことを意識しましょう。
台本を読みながらであっても、ずっと下を向きっぱなしだと、暗い印象になりがちです。声も遠くまで届きづらくなってしまうため、せめて挨拶のタイミングなど、大事なポイントではきちんと顔を上げることを心がけましょう。
また一方的に司会者が話すだけでなく、参加者にも問いを投げかけながら、参加者が積極的に参加しやすくすることも大切です。
他にも、重要な内容は時間を空けて複数回アナウンスしたり、ボディーランゲージを交えながら話したりするのも効果的です。
4-3.身だしなみ
研修会の司会をする際は、身だしなみに気をつけることも大切です。司会者は、研修会の雰囲気に合わせた清潔感のある服装を心がけましょう。
服装で悩んだ場合は、基本的にはスーツなどのフォーマルな服装が好ましいです。
また服装だけでなく髪型や、女性の場合はメイクなどにも気を配り、参加者に不快な印象を与えないことが大切です。
4-4.会場の雰囲気作り
司会者は研修会の雰囲気作りをするための重要な存在です。研修会の内容に合わせて柔らかい雰囲気にしたいか、または畏まった雰囲気にしたいかを考え、それに合わせた言葉遣いや話し方を意識しましょう。
初めて司会を任されたという方はどうしても緊張してしまうものですが、過度な緊張は参加者の緊張も増幅させてしまいます。もしどうしても緊張してしまうという方は、自己紹介をする際に司会が初めてで緊張している、ということを伝えてしまうのも一つの手です。
それにより、参加者が和やかな雰囲気になる場合も多いです。
5.まとめ
司会者は研修会の主役ではありませんが、研修会全体の雰囲気作りを担う重要な存在だといえます。
司会が初めてだという方も、しっかりと台本を作り練習をしておけば、当日は落ち着いた進行をすることが可能です。司会に不安がある方は、当日話す内容を一言一句記載した台本を作成することをおすすめします。
そして作成した台本は実際に声に出して何度も読んで練習しておきましょう。
ご紹介した例文を参考に、研修会の内容に合わせた台本を作成してみてくださいね。