わかりやすいセミナーの企画書テンプレート/雛形と書き方をご紹介
セミナーの企画をするにあたって、企画書を作成することはとても重要です。しかし、「効果的な企画書の作り方がわからない」という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、このようなお悩みをお持ちのご担当者に向けて、企画書の作成において重要なポイントを、実際のテンプレートとともにご紹介していきます。
目次
1.企画書を作成するにはまずはターゲットの(ペルソナ)を設定しよう
セミナーを企画するにあたって重要なのが目的を設定することです。目的を明確にしないと、せっかくセミナーを開催してもその効果は薄れてしまいます。何を持ってセミナーが成功と言えるのかを明確化しましょう。
とにかく人数を集めることを目標とするならば、集客目標人数に達すれば良いのかもしれませんが、「セミナーを通して潜在顧客を増やしたい」という意図がある場合などは、闇雲に人数だけ集めても成功とは言えません。
セミナーの目的を達成するためには、「どういう人物像をターゲットにするのか(ペルソナ)」を設定する必要があります。
ターゲットにする人物像をどれだけ具体化できるかが、セミナーを成功させるカギです。
ペルソナに盛り込む情報には、主に以下のような内容が挙げられます。
・性別
・年齢
・職業
・業務内容
・収入
・家族構成
・趣味
・興味のあるもの
・悩み
目的とペルソナが決まったら、イベントを通じて来場者にどのような価値を提供し、どのようなアクションを期待するのかというコンセプトを決めましょう。ターゲットとコンセプトはすぐに決まることはありません。複数案を出し、最適な組み合わせについて慎重に検討する必要があります。
最後に、何を持ってイベントを成功とするのかを定義づけるため、「目標」を設定します。
潜在顧客を増やすのが目的のセミナーであれば、その後のお問い合わせ数を目標と設定してもいいでしょう。その際には、定量化された目標を設定するのが基本です。来場者数はわかりやすい指標ではありますが、「目的を達成するために来場者に取ってもらいたいアクション」を基に目標を設定するのがいいでしょう。
また、2022年は新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインでイベントを開催するといったことも多くなってきています。オンラインでのイベントは、従来のイベントに比べ、企画書の出来栄えがイベント成功につながりやすくなっているため、ペルソナの設定をより明確にする必要があります。
そのため、オンラインでのイベント開催を考えている方は、イベント開催のプロの力を借りることもおすすめです。
企画書と提案書の違い
企画書と提案書は仕事を円滑に進めるために必要なものという点では同じなため、違いがいまいちわかりにくいということが多いです。
しかし、明確な違いがあります。企画書は主に社内で利用されるものであり、提案書は主に顧客に対して利用されます。そのため、企画書を作成する場合には企画をわかりやすく資料にまとめ、社内で共有し、提案書を作成する場合には顧客のニーズに合ったものを資料にまとめ、提示します。
また、企画書と提案書の2種類を利用する際には、基本的に提案書を出してから企画書を出すので注意してください。
2.セミナー企画書に必要な項目や書き方・作り方を解説
企画書には、イベントの目的や実施計画が網羅されている必要があります。
なぜなら、イベントを円滑に進めることが目的で利用されるからです。
企画書はイベントの開催許可を得る目的や、実際に動き始める際の打ち合わせ資料としても使用されます。そのため、企画書にイベントの目的や実施計画が明確に網羅されていなければ、イベントを開催できなくなってしまう可能性もあるので、とても重要です。
企画書を実際に書く際には、先ほども説明した「目的」が明らかになっていなければなりません。これはセミナーを開催する目的を関係者に周知徹底する必要があるためです。そのため、実際の意図からずれた内容になってしまっては、せっかく企画したセミナーも失敗に終わってしまいます。
また、オンラインで開催するセミナーの場合には、従来の企画書とは異なった点があるため、注意が必要です。
そこでここでは、セミナー企画書に必要な項目や書き方・作り方を解説していきます。
2-1 企画書に書くべき内容とは?
セミナー企画書には、以下のような情報が盛り込まれている必要があります。
滞りなく準備、運営ができるように、抜け漏れなくわかりやすい企画書を作成しましょう。
→名称は仮とし、あとで正式に決める形でも大丈夫です。
・目的
→セミナーの来場者にどんな価値を与えるのか、どんな行動を期待するのかを定義づけましょう。
・場所
・日時
・参加費用
・参加人数
・セミナー開催までの段取り
・セミナー当日の段取り
・予算
・購入が必要なもの、またどこで購入するのか
・購買担当者
・準備が必要なもの
・準備担当者
セミナーの「目的」をベースに、上記の項目を検討してみてください。
オンラインで開催するセミナーの場合には、上記の項目以外に利用するツールや通信環境などの項目が追加されます。また、オンラインで行うため、場所という項目が不要になる場合もあるため、状況に応じた項目を記載するようにしましょう。
2-2 企画書の作り方
企画書の作り方はさまざまな方法がありますが、先ほど解説した項目等を記載するといったことに違いはありません。
企画書の作り方は下記の通りです。
・紙に記載して作成する
・パワーポイントを利用して作成する
・ワードを利用して作成する
・その他ツールを利用して作成する
紙に記載して作成する方法は、現代では古いといわれる方法ですが、ツールを利用するより文字として書くほうが企画をまとめやすいという方もいます。そのため、文字のほうがまとめやすい方は紙に記載する方法がおすすめです。
パワーポイントやワード、その他ツールを利用して作成する方法は、パソコンを利用して作成する方法で紙に記載する方法より企画を比較的まとめやすいというメリットがあります。そのため、企画書の作成で迷った場合には、パワーポイントやワード、その他ツールを利用することがおすすめです。
企画書の作り方は、紙媒体とデジタル媒体どちらも基本的には下記の順で記載されます。
1.タイトル
2.現状・分析
3.目的
4.概要・コンセプト
5.施策・効果・予算・スケジュール
6.目標
上記の内容を1枚でまとめられるとわかりやすく伝わりやすくなります。
3.[文書]テンプレートの無料ダウンロード|テンプレートの雛形とは?
実際に企画書に盛り込む内容がわかっても、フォーマットに悩む方も多いかもしれません。
企画書を書く際は、Webに公開されている無料テンプレートを利用するのが便利です。Webに公開されている企画書のテンプレートを利用することで、時間をかけずに目的に合わせた企画書が作成でき、コスト削減などにもつながります。
「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」というサイトのテンプレートには、企画書に必要な以下の項目が設定されているので、欄内に記入するだけで企画書が完成します。
ここでは、テンプレートの雛形をいくつか紹介していきます。
・趣旨・目的
・日時
・場所
・内容
・講師
・対象者
・日程・スケジュール
・研修[講演会・セミナー]の目的
・研修[講演会・セミナー]日程・場所
・対象社員
・研修[講演会・セミナー]内容
・必要経費概算
・研修[講演会・セミナー]日程・場所
・対象社員
・研修[講演会・セミナー]内容
・必要経費概算
・目的
・日程・場所
・対象社員
・内容
・必要経費概算
・現状・課題
・目的
・内容
・実施スケジュール
本テンプレートはWordファイルで作られているので、編集も容易にできます。開催するセミナーに応じて、必要項目の追加・削除のうえ使用してみてください。A4サイズのテンプレートなので、印刷して関係者に配布するのにも便利です。
上記で紹介した企画書のテンプレートを利用することで、時間をかけずに企画書の作成が可能になります。しかし、良い企画書を作成するためには、テンプレートに沿って記載する以外に注意することがあります。
注意することとは、5W2Hと企画書が完成したら第三者に確認してもらうことです。
5W2Hは下記のことです。
・What(何を) 何をやるのか
・Who(誰が) 誰が行うのか
・When(いつ) いつ行うのか
・Where(どこで)どこで行うのか
・How(どのように)どうやって行うのか
・How much(いくら)価格・費用・コスト
この5W2Hを意識し、完成したら第三者にチェックしてもらいましょう。
4.500Mails
「500Mails」では、用途に応じた様々な企画書テンプレートが公開されています。
テンプレートの配布だけでなく、効果的に企画書を書くにはどうすればいいのかも解説されており、企画書を作成する際に参考にするといいでしょう。
ExcelファイルやWordファイルで作成されているので、記入や項目の調整を簡単に行うことができます。セミナー企画・運営までに必要な企画書テンプレートが網羅されているのも便利です。
⇒【500Mails】
5.まとめ
本記事では、これからセミナーの企画をしようとしているご担当者に向けて、企画書に盛り込むべき内容や、便利なテンプレートをご紹介しました。
イベント開催は企画書作成以外にも時間が必要なことが多くあるため、どのように進めていくのかが重要になります。その際にイベント開催のプロの力を借りるとより円滑に進められるようになります。
株式会社ニューズベースでは、お客様の目的に沿ったセミナーやイベントを開催するお手伝いをいたします。なるべくロスやリスクなくセミナーを開催したいとお考えでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。